「森ヒロコ・スタシス美術館」

〒047-0034 北海道小樽市緑 1-16-33   TEL:(0134)22-3772
開館日:4月〜12月 金・土・日・祝日 11:00〜17:00

2013年06月23日

スロバキア国立オペラ2013

 1990年、阿蘇山麓の農協ホールからスタートしたスロバキア国立オペラの公演が、15年間を迎えました。この15年、チャンスさえあれば何処でも出かけていき、およそオペラなどに縁のない地方の町々で公演してきました。この夏の演目はこの国の庶民に最も親しまれ愛されている、オペラとオペレッタです。
 地方を拠点に活動してきた音楽グループが東京へ進出すると、メジャーデビューだそうです。民放だけではなくNHKのアナウンサーまでそういっています。メジャーの反対はマイナーでしょう。東京はメジャーで地方はマイナーと言うことでしょうか。そうすると、地方の町々を中学生や高校生さえ買える低額のチケットで公演しているこの活動は、文字通り取るに足らないマイナーなオペラになりかねません。
 しかし公演の内容は全くその逆です。何処にでもある普通の小さなホールで公演することが多いのですが、その芸のレベルは超一流で、初めてオペラを見る人にも楽しめるよう工夫され、公演のたびごとに庶民の支持が増え続けています。
 東京のオペラはどうでしょうか。とんでもない高い入場料で庶民を弾き飛ばすか、本物を真似た平凡な舞台に既得権益で高い入場料を公然と設定するか、そのどちらかのオペラではありませんか。東京に追従する他の大都市のオペラも同工異曲です。
 ことオペラに関してはメジャーとかマイナーとか言う区分は全くナンセンスです。この国のオペラの権威者たちがどのくらいオペラを大衆芸能、あるいは大衆娯楽として捉えているか、甚だ疑問です。殆どのオペラ公演がオペラを楽しみたいおびただしい庶民を排除して、低いレベルの俗物的な芸術の愛玩物に成り下がっています。この閉ざされた特権性を死守することによって、メジャーなオペラは成立しているようです。
 この15年の活動はこのメジャーな世界とは、徹底的に正反対の方向を目指してきました。そこに3,000円〜3,500円のチケットを買って一流のオペラを楽しみたい庶民が450人〜500人存在すれば、何処であれ公演を必ず実現してきました。そのための僅かな公演経費といい、質素な公演会場といい、歌手たちの高いレベルの歌唱力や演技力といい、この国をオペラの権威者たちの想像力を遥かに超えています。
 およそ百年のこの国のオペラの歴史に、このような公演モデルは存在しません。もちろんこれから新しく生まれる可能性もないと思います。それほどこのオペラ活動はモニュメンタルであり、革命的なのです。
 この15年のスロバキア国立オペラの活動の蓄積は、この活動を単なる一過性の試みから地方の暮らしに深く根を下した、創造的な庶民の娯楽システムへと変貌させる、大きな可能性を芽生えさせました。この可能性をより確かな現実的なものにするために、残された時間、精一杯努力したいと思います。どうぞ力をお貸しください。
 


スロバキア国立オペラ日本公演プロデューサー
森ヒロコ・スタシス美術館館長
長谷川 洋行


公演の内容は以下です。

7月5日(金) 小樽マリンホール 19:00(開場18:30)
 オペラ「椿姫」

7月6日(土) ちえりあホール 14:00(開場13:30)
 オペレッタ「メリー・ウィドゥ」

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■問い合わせ、チケット申し込み■
TEL:0134-22-3772
FAX:0134-25-1041
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2013年06月16日

美術館が讀賣新聞に紹介されました

「森ヒロコ・スタシス美術館」が讀賣新聞に紹介されました。

今年の冬に突然、讀賣新聞の記者から電話があって、美術館の取材が行われました。
記事の掲載は冬の終わりごろでした。
ごらんになった方もいらっしゃると思います。
ここの美術館のすばらしさが、たくさんの人に伝わると思うと、とてもうれしいです。

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